「こうべ医療者応援ファンド」に豚まんサミットが60万円を寄付 市長が感謝状

20220127豚饅サミット実行委

【神戸経済ニュース】毎年11月11日を「豚饅(まん)の日」と定めて、中華街「南京町」(神戸市中央区)などで国内各地の店舗がオリジナルの豚まんを販売する行事「KOBE豚饅サミット」の実行委員会は26日に神戸市役所を訪れ、「こうべ医療者応援ファンド」への寄付金60万円を久元喜造神戸市長と、ファンドを運用するこうべ市民福祉振興協会(神戸市北区)の三木孝会長に手渡した。久元市長からは、実行委のメンバーに対して感謝状を贈った。

 実行委からは「老祥記」の曹英生氏、「三宮一貫楼」の安藤孝志氏、「四興楼」の葉長青氏の豚まん店3店舗の代表者に加え、昨年11月に10代目の「KOBE豚饅娘」に選ばれた吉田千南美さんと森田佑菜さんが出席。KOBE豚饅娘の2人からは、保健所など新型コロナの現場に関わる職員らにと、豚まんの差し入れも久元市長に手渡していた。(写真は記念写真に収まる関係者=左から三木氏、久元氏、吉田さん、森田さん、曹氏、安藤氏、葉氏)

 KOBE豚饅サミットは2011年に初開催。実行委も同年から活動を開始した。これまでは毎年、阪神淡路大震災が発生した1月17日前後に東日本大震災や熊本地震などの被災地に出向き、豚まんの炊き出しを実施。KOBE豚饅サミットの収益金を現地の行政や団体などに寄付してきた。だが新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「今年は遠隔地への移動を取りやめ、収益金は医療従事者のために寄付することにした」(曹氏)という。

 こうべ医療者応援ファンドは、神戸市内で新型コロナウイルス感染症に対応する医療従事者の環境改善などに使う資金を運用する。基金の全額が住民や企業などからの寄付。26日午前8時現在で4003件、7億3336万円の寄付を集めた。すでに6億円弱は神戸市内で新型コロナ患者の入院を受け入れた医療機関や、自宅療養している新型コロナ患者に対応した訪問看護ステーションの看護師らに行き渡るよう分配している。

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