神戸市、65〜74歳への接種券を送付開始 かかりつけ医での摂取も始まる
- 2021/05/17
- 03:36
神戸市は17日から、65〜74歳の高齢者に新型コロナウイルスのワクチン接種券を段階的に発送する。まず17日には73・74歳の約5万人を対象に送付。5月31日まで5回に分けて郵送する(表)。4月20日に75歳以上のワクチン接種予約を一斉に受け始めたが、予約が殺到して電話もネットもつながりにくくなった。このため段階的な接種券の発送に切り替え、予約の混雑を緩和する。65〜74歳の対象人数は約19万人を予定する。
神戸市はワクチンの接種を希望する場合にまず、かかりつけの診療所や病院(かかりつけ医)に電話で接種を申し込むよう呼びかけている。65〜74歳の高齢者は、原則として6月1日以降の予約を受け付ける。かかりつけ医が接種を実施しない場合は、ネットを通じて専用ホームページから申し込む。かかりつけ医とは別の診療所や病院、集団接種会場での接種が予約できる。ネット予約が難しい場合のみ電話で申し込むよう求めている。
ネット予約を支援する学生アルバイト「新型コロナワクチン接種申込お助け隊」は神戸市内の10区役所と2支所・出張所に加え、王子スポーツセンター(神戸市灘区)、須磨体育館(神戸市須磨区)、垂水体育館(神戸市垂水区)に6月4日まで配置する。4図書館への配置は16日で終了した。申し込みには接種券が必要だ。このほか須磨体育館と垂水体育館で申し込むときは上履きやスリッパを持参する必要がある。お助け隊の受け付けは午前9時〜午後4時半。
このほか75歳以上の高齢者向けに、かかりつけ医での接種が17日から順次始まる。14日からは灘区の暫定接種会場であるBBプラザ神戸での接種も始まった。25日からは歯科医師が接種を担当する神戸ハーバーランドセンタービル(神戸市中央区)での摂取も開始。神戸市は国の指示通り、7月末には新型コロナのリスクが高いとされる高齢者のワクチン接種を終えたい考えだ。
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