アサヒHD、今期純利益42%増に上方修正 金の価格上昇が追い風で最高益に

20200730アサヒHD決算修正

 アサヒホールディングスは29日、2021年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比140億円になりそうだと発表した。従来予想の106億円から上方修正し、過去最高益を更新する見通しだ。金が過去最高値を更新するなど貴金属価格の上昇が追い風になっている。国内での貴金属回収量の増加や、北米での貴金属製錬事業が好調に推移しているのも寄与する。すでに4期連続で増配の計画だったが、さらに配当金も積み増す。

 売上高に相当する売上収益は22%増の1650億円、営業利益は17%増の210億円を見込む。従来予想は1500億円、160億円としていた。売上高は12年3月期の1510億円を上回り、過去最高を更新する。営業利益も過去最高になる見通しだ。金融緩和などを背景に菌などの貴金属価格は軒並み上昇し、従来の想定を上回る高値で推移している。このほか新型コロナウイルスの感染拡大による外出自粛などで、貴金属の回収量が伸び悩む前提などを見直した。

 年間配当金は160円(うち中間80円)に引き上げる。従来予定は前期比10円増配の140円(うち中間70円)だったが、中間配、期末配とも10円ずつ積み増す計画だ。
 
 同時に発表した2020年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比78%増の36億円になった。金など貴金属価格の上昇が追い風。新型コロナの影響で企業活動が鈍り、産業廃棄物の回収量が減ったことで環境保全事業は減収になったが、貴金属事業の拡大で吸収した。売上収益は30%増の392億円、営業利益は57%増の52億円だった。前期にフジ医療器の株式60%を売却して今期は連結対象外になったため、非継続事業である同社の収益を除いた前年同期の業績と比較した。

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