神戸市、米ポートランド市と経済・まちづくりで覚書を交換 「若者に選ばれた街」

20191029MOU署名

 神戸市は29日、米オレゴン州のポートランド市と「経済とまちづくりの交流促進に関する覚書」を結んだ。同日夕方に神戸市内のホテルで、覚書への署名式を開催。来日中のウィーラー・ポートランド市長(写真左)と久元喜造神戸市長(同右)が、英文と日本語の覚書をそれぞれ2通ずつ署名して交換した。ポートランド市は35歳以下の転入率が米国で最も高いという。神戸市が掲げる「若者に選ばれるまち」を実現した都市だ。

 覚書には「食、ソフトウエア、ものづくり、クリーンテクノロジー、スポーツ・アウトドア分野での交流促進」「スタートアップ支援に関する協力」「防災対策に関する情報交換や協力関係の構築」「人口増につながる施策や街づくりについての情報交換と、若者向けの音楽、生活、文化、ITなどのイベントとの交流連携支援」などを盛り込んだ。

 署名式であいさつした久元市長は、土曜日の朝に東遊園地で開催しているファーマーズマーケットがポートランドの例を全面的に参考にしたことから「神戸の取り組みは内容も規模も、及びもつかないかもしれないが、できるだけ早くキャッチアップしたい(追いつきたい)」と話した。これにウィーラー市長は「神戸医療産業都市や水素を燃料にした市街地への電力供給など、われわれも神戸に学ぶことはたくさんある」と話し、久元氏に応じた。

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