富士ソフト、神戸市とRPAの導入効果を検証 年度末に対応集中の業務で

20180709神戸市役所 

 東証1部上場の富士ソフトは神戸市と共同で、定型業務を自動化するRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)によって行政事務を効率化する実証検証を始めた。期間はひとまず3月いっぱいを予定する。年度末に対応が集中する学童保育申請の受け付け・審査業務にRPAを投入。効果の検証と今後の本格導入の際にどういった課題があるかを確かめる。(写真は神戸市役所=資料)

 富士ソフト、神戸市、実際の作業を受託しているパーソルホールディングス傘下のパーソルテンプスタッフの3社で1月、3者による共同研究事業として協定を結んだ。一定の時期に集中する事務作業は、非効率な人員配置などにつながりやすいうえ、業務の習熟も難しく、獲得したノウハウも引き継がれないことが少なくない。ただ定型業務であればRPAでの効率化が期待できるとあって、効果の確認に乗り出す。

 RPAはソフトウエア型のロボットで、オフィスのパソコン向けなどで普及しつつある。これまで人手を投入してきた定型作業を自動化する。今回のソフトウエアは米ユーアイパス社の「UiPath」を採用。サーバーの構築が不要で、多様なシステムやネットワークが並存した環境でも利用できることから選定したという。RPAによる効率化が確認できれば、定型書類を多くあつかう部署などで業務負担の軽減に期待が高まりそうだ。

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