神戸市の「予防接種ナビ」、エムティーアイのアプリ採用 4月から配布

20190321予防接種ナビ

 神戸市は、乳幼児の母親向けに4月1日から無料で提供を開始する「KOBE予防接種ナビ」に、東証1部上場のエムティーアイのスマートフォン(スマホ)向けアプリを採用した。エムティーアイが提供する母子手帳アプリ「母子モ」をベースにして、予防接種管理に特化したアプリを開発。複雑な予防接種のスケジュール管理が手元でできるようになる。乳幼児を感染症から守るのに重要なワクチンの接種漏れや、接種間隔の間違いなどを防ぐ。(写真は画面例=エムティーアイ提供)

 免疫力の弱い乳幼児を感染症から守るため、国は乳幼児には多くのワクチン接種を勧めている。だが神戸市では2017年度に111件の接種間違いが発生。これを重く受け止めて、神戸市が予防接種を管理しやすいアプリの配布を決めた。接種スケジュール管理に加えて、接種予定日や感染症の流行情報などのお知らせを配信、医療機関の検索、英語・中国語・韓国語・ベトナム語の4カ国語、「ママフレ」サイトの幅広い子育て情報にもリンクする。

 エムティーアイの母子手帳アプリ「母子モ」は140以上の自治体が採用しており、神戸市が実績を評価した。このうち予防接種の管理機能のみを抜き出したうえで、神戸市が予防接種を勧めるタイミングなどを調整して提供する形だ。久元喜造市長は18日の定例記者会見で「同社が開発したアプリを神戸市がカスタマイズした」と説明していた。スマホのOS(基本ソフト)はiOS9.0以降、Android 5.0以降に対応。App Store、Google Playを通じてダウンロードできる。

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