アジュバンが3日続落 下方修正で売り先行、「クラウド化」に下値拾う動きも
- 2019/01/21
- 18:26
21日の東京株式市場ではアジュバンコスメジャパン(4929)が前日比変わらずをはさんで3日続落した。終値は前週末比13円(1.38%)安の927円だった。前週末18日大引け後、2019年3月期(20日締め)の連結純利益が前期比95%減の1600万円になりそうだと発表。従来予想の1億1500万円から大幅に下方修正し、収益悪化を嫌気した売りが先行した。
ただ、同社株は取引開始直後に908円まで下落した後は、下げ渋る展開になった。今期の業績悪化は、美容サロン向け顧客管理システムを販売している子会社の売上高が、当初想定を下回ったため。早期に製品をクラウド化したことで、機器販売がなくなったのが主因だ。本業のヘアケア、スキンケア製品販売が「順調」とあって、むしろ早期のクラウド化を前向きに評価し、下値を拾う動きにつながったとの見方も出ていた。
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