UCCミルクコーヒーがギネス世界記録 「缶コーヒーの最長寿ブランド」で
- 2018/07/17
- 23:28
UCC上島珈琲は17日、同社の缶コーヒー飲料製品「UCCミルクコーヒー」が缶コーヒーでは最も長く販売され続けた「最長寿ブランド」として、ギネス世界記録に認定されたと発表した。4日に認定証の授与式を開いた。1969年に世界初の缶コーヒー「UCCコーヒーミルク入り」として発売され、来年で50周年を迎える。発売以来、累計で約150億本を販売した。
1969年4月の発売当初は思ったように販売が伸びなかったというが、70年3月から大阪府で開かれた「日本万国博覧会」をきっかけに全国に広がった。時代によって変化する嗜好(しこう)に合わせてリニューアルし、現在は9代目。ただ赤・白・茶色の3色を基調とする分かりやすい缶のデザインは当時のままだ(写真=UCCのホームページ上の発表資料より)。
UCCは缶とコーヒーが反応して変質するのを避けるため、缶の内側を特殊コーティングする技術を製缶会社と開発。コーヒーが手軽に飲めるようになっただけでなく、品質が安定することで常温での長期保存も可能になり、流通商品としてのコーヒー飲料の付加価値を高めたとも指摘されている。
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