有馬温泉の旅館や店舗、中国向け電子決済導入 9月から三宮センター街でも

20180717井戸知事定例会見

 有馬温泉を中心とした商店街「有馬商店会」(神戸市北区)では、中国や台湾からの訪日客向けにスマートフォン(スマホ)決済サービスの「微信支付(ウィーチャットペイ)」を導入する。10日から順次導入を始めており、まず30店舗で先行導入。最終的には商店会に加入している旅館や飲食店、みやげ物店など全店舗(約100店舗)で使えるようにする計画だ。

 スマホ決済を導入することで利便性を高め、中国や台湾からの観光客誘致や買い物需要での対応につなげる。端末に表示されたQRコードをスマホで読み取ることで決済できる仕組み。店舗に導入する端末は1台2万500円で、このうち3分の2を兵庫県と神戸市の補助金でまかなうという。兵庫県の補助金を使って導入するのは有馬商店会が第1号になる。

 17日の定例記者会見で井戸敏三知事(写真=兵庫県が公開した動画より)は「三宮センター街(神戸市中央区)についても、小売店と飲食店など約120店舗でも9月から(ウィーチャットペイを)対応できるように話を進めている」と明らかにした。ウィーチャットペイはSNS「ウィチャット」の機能の1つ。ウィーチャットは中国版「LINE」とも言われ、中国ではスマホ利用者の9割が利用しているとの試算もある。

 有馬商店会では27日に有馬親水公園で開催する「有馬納涼川座敷オープニングイベント」に合わせて、ウィーチャットの利用開始を記念したセレモニーも開催する予定だ。井戸氏は「スマホ決済先進地域が兵庫なんだということを、売り込んでいきたいと思っています」と話した。

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