川重、鉄道車両の担当取締役が執行役員を退任 6月に取締役も退任

 川崎重工業は22日、鉄道車両を製造する「車両カンパニー」を担当していた小河原誠取締役が、同日付で常務執行役員を退任すると発表した。川重は退任の理由について、JR西日本の新幹線N700系で川重製の台車に亀裂が入った問題で「原因究明および再発防止の検討、ならびに全社の品質管理体制の総点検を推進するため」としている。小河原氏は台車に亀裂が入った問題を受けて、4月1日付で予定していた代表取締役と専務執行役員への就任を見送っていた。

 亀裂の問題に関する原因究明や再発防止策の検討について、一定のめどをつけたい考えとみられる。小河原氏は6月下旬に開催する株主総会を機に、取締役も退任する予定という。川重は5月22日付で、石川主典取締役が代表取締役副社長執行役員に昇格し、小川原氏に代わって車両カンパニーを担当する人事も発表した。

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