神戸製鋼の石炭火力発電所、環境影響評価書を届け出 11日

 神戸製鋼所は神戸製鉄所(神戸市灘区)で計画している石炭火力発電所について、11日に環境影響評価書を経産相に届け出たと発表した。これまで同社が作成を進めてきた環境影響評価準備書に対する自治体や環境省などの意見に加え、経産省からの勧告などを受けて環境影響評価書を作成した。環境影響評価(アセス)の手続きは最終段階入った。

 神戸製鋼は、同発電所の事業を全額出資した子会社の「コベルコパワー神戸第二」に引き継がせたことも発表。環境影響評価書は同社から提出した。経産相が「評価書に変更の必要はない」と通知すれば、コベルコパワー神戸第二は環境影響評価書と同評価書の要約版を兵庫県、神戸市、芦屋市に送付。同評価書は1カ月間縦覧されることになる。

 発電所は出力65万キロワットの発電機2基を備える計画。2022年までの完成を予定する。

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