日経平均4万円 尾山アシックス相談役「為替の影響が大きい」「株価ステディ」

20240305尾山アシックス前会長

【神戸経済ニュース】アシックス(7936)の尾山基・取締役相談役(写真)は4日、神戸商工会議所の副会頭として定例記者会見に出席し、日経平均株価が同日初めて4万円の節目を突破したことについて「外国為替相場の影響が大きい」との見方を示した。尾山氏は「3日に東京都で開催した東京マラソンでは、約1万3500人の外国人ランナーのうち、約4400人が米国から訪れたランナーだった」と明かす。

 2番目に多かった台湾からは約1000人で、米国からの参加は断トツだった。東京マラソンの記念Tシャツは、女性用が選手登録の開始初日である2月29日に売り切れた。それほど円建ての物価が割安に感じられるなら、米国からの資金流入で「株価が4万円になっても、おかしくない」と尾山氏は語った。

 何度も利上げがあった関わらず米景気が好調に推移しており、これによって日本企業の収益が支えられている。加えて欧米の投資家が、景気が低迷している中国から引き上げた投資資金を、日本に振り向けたといった要因も日本株を押し上げた。そのうえで円安が継続することで「輸出に加えて、インバウンド(訪日客)で内需も支えられ、株価はステディ(継続的)な状態でいくのではないか」とみていた。

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