11月の神戸港、輸出入総額が7カ月連続で前年比減 中国向け輸出は同月で最高

20231221貿易統計

【神戸経済ニュース】神戸税関が20日に発表した11月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比5.8%減の1兆0398億円だった。7カ月連続で前年同月を下回った。輸出は2カ月連続で、輸入は7カ月連続で前年同月を下回った。前年同月を下回ったが、輸出入総額は引き続き1兆円超の高水準で推移。11月としては昨年次いで過去2番目の金額だった。

 輸出額は前年比2.5%減の6394億円だった。中国、シンガポール向けの「精油・香料および化粧品類」が53.5%減の113億円と前月に続き大きく減少。ポーランドや米国向けのの「無機化合物」が25.3%減の339億円になったのも目立った。「建設用・鉱山用機械」も6.9%減の462億円と減った。半面、中国向けに洗浄装置など「半導体製造装置」が伸びて12.8%増の338億円と、月間の輸出額としては過去最高を記録した。このため各国への輸出額が軒並み減少する中で中国向け輸出は、11月としては過去最高になった。

 輸入額は前年比8.9%減の4004億円だった。中国などからの「無機化合物」が39.1%減の220億円と大幅に減少。価格下落の影響などで「鉱物性燃料」が価格下落の影響で43.9%減の109億円だった。輸入額84億円で鉱物製燃料の大半を占める石炭の輸入量は、3283トンと前年同月を22.2%上回った。このほか中国などからの「衣類および同付属品」の減少も目立った。

 11月の平均為替レートは1ドル=150円34銭と、前年同月に比べて3円91銭の円安・ドル高だった。1986年の年平均169円99銭で、年平均との比較ではこれ以来の円安・ドル高水準になった。日本の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.1%上昇の5.6%だった。

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