22年の神戸港、輸出入総額2年連続で過去最高 資源高・円安など映す

20230120貿易統計年間

【神戸経済ニュース】神戸税関が19日に発表した2022年の貿易統計によると、神戸港を通じた輸出入の総額は前年比27.2%増の12兆566億円と、21年に続いて2年連続で過去最高を更新した。ロシアによるウクライナ軍事侵攻などを背景として輸入する資源や、輸出する素材の価格が上昇。さらに円相場が一時1ドル=150円超と大幅に下落したことで、円建ての輸出入額が大幅に膨らんだ。ただ全国の港湾や空港で、同じ要因によって貿易額が増加。日本全体の輸出入総額に占める神戸港のシェアは5.6%で、21年から横ばいだった。

 輸出額は前年比21.9%増の7兆1885億円と、07年以来15年ぶりに過去最高を更新した。品目別でみると米国向けやサウジアラビア向けの「建設用・鉱山用機械」が32.7%増の5061億円、「非鉄金属」は44.1%増の3293億円と、神戸港の主力の輸出品が単価の上昇し、神戸港全体の輸出額を押し上げた。リチウムイオン電池の材料などになる「無機化合物」は65.7%増の3808億円と増加したが、輸出数量は1.1%の増加にとどまった。
 
 輸入額は前年比35.7%増の4兆8681億円と、2年連続で過去最高を更新した。品目別では石炭を中心とした「鉱物性燃料」が4.0倍の2553億円と増加した。ベトナムからの輸入が顕著に増えた「衣類および同付属品」が30.7%増の3444億円だった。やはりリチウムイオン電池の材料などになる「無機化合物」は2.3倍の3576億円になった。

 年平均の為替レートは130円77銭と、21年に比べて21円36銭の円安・ドル高と大幅な円安になった。年平均の為替レートではアジア通貨危機の翌年である1998年の131円42銭以来の円安だった。

 神戸税関が同時に発表した2022年12月の輸出入総額(速報)は、前年同月比18.0%増の1兆924億円だった。12月としては過去最高になった。輸出額は19.2%増の6889億円と2カ月ぶりに過去最高を更新した。輸入額は16.1%増の4034億円と、12月としては過去最高になった。数量増に加えて円安も影響。平均為替レートは1ドル=137円90銭と、前年同月の113円95銭に比べて23円95銭の円安・ドル高だった。

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