10月の神戸港、輸出入総額が6カ月連続で前年比減 輸出は35カ月ぶり減

20231116貿易統計

【神戸経済ニュース】神戸税関が16日に発表した10月の貿易統計(速報)によると、神戸港を通じた輸出入総額は前年同月比6.7%減の1兆0516億円だった。6カ月連続で前年同月を下回った。欧州連合(EU)向けの無機化合物が減少したことなどが影響して、輸出は35カ月ぶりに前年同月を下回った。輸入は石炭の輸入価格が大幅に下落したのを受けて6カ月連続の前年同月割れだった。ただ10月の輸出入総額としては昨年10月に次ぐ2番目の高水準だった。

 輸出額は前年比2.5%減の6521億円だった。韓国、シンガポール、中国向けの「精油・香料および化粧品類」が46.5%減の148億円と大きく減少。ブラジルや韓国、オランダ向けの「有機化合物」が35.7%減の135億円になったのも目立った。地域別ではEU向けが22.7%減の630億円と4カ月ぶりに前年同月を下回ったほか、東南アジア食連合(ASEAN)各国向けは2カ月連続の前年割れだった。

 半面、中国向けの輸出は「半導体製造装置」などがけん引して17.9%増の1587億円、米国向けは電池材料など「無機化合物」や「電池」がけん引して3.2%増の1452億円と、いずれも月間の輸出額としては過去最高になった。

 輸入額は前年比12.9%減の3994億円だった。オーストラリアやインドネシアからの石炭を中心とした「鉱物性燃料」が価格下落の影響で57.8%減の93億円になった。輸入額82億円で鉱物製燃料の大半を占める石炭の輸入量は、3278トンと前年同月を10.2%上回る。このほか中国やフィンランドなどからの「無機化合物」、中国やバングラディシュなどからの「衣類および同付属品」の輸入も減った。

 10月の平均為替レートは1ドル=148円88銭と、前年同月に比べて3円79銭の円安・ドル高だった。1986年の年平均169円99銭で、年平均との比較ではこれ以来の円安・ドル高水準になった。日本の輸出入総額に占める神戸港のシェアは、前月比0.3%低下の5.5%だった。

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