井本商運、過去最大のコンテナ1000個積みを3隻投入 6月2日に神戸初入港

20230527井本商運きそ

【神戸経済ニュース】内航コンテナ輸送大手である井本商運(神戸市中央区)は26日、最大1000個(20フィートコンテナ換算)のコンテナを搭載できるコンテナ船3隻を6月から順次投入すると発表した。積載能力は同社としては過去最大で、これまでの最大である670個積みの「なとり」「ながら」「のがみ」を上回る。トラックドライバーの労働時間管理を厳格化する「物流2024年問題」などで増加が見込まれる内航コンテナサービスを強化する。

 1隻目は「きそ」と名付けた(写真=井本商運提供)。6月2日に神戸港で初入港セレモニーを開催する。投入する路線は、現在「なとり」が担当している京浜〜苫小牧の航路を予定しており、仙台港へも寄港する。国土交通省が「国際コンテナ戦略港湾」と位置付ける京浜港(横浜港)に向けて、輸出貨物を送り込む「フィーダー」の役割を強化。より多くの貨物を輸送できるようになる。

 初便は6月6日に横浜港、9日に苫小牧港、12日に仙台港、13日に再び横浜港を予定する。

 総トン数は9662トン、全長141.9メートル、コンテナ最大積載量1096個。旭洋造船(山口県下関市)で建造し、5月10日に完成した。外国船主の新造船を、完成引き渡し後に井本商運が購入した。同型船の2船目は23年8月、3船目は24年11月に投入を予定している。

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