大栄環境、三木市で廃棄物とバイオ資源の混焼施設が稼働 処理能力440t/日

20230530大栄環境三木BF

【神戸経済ニュース】廃棄物処理の大栄環境(9336)は29日、三木リサイクルセンター(三木市)で廃木材や食品残さなどのバイオマス資源と、さまざまな廃棄物を混焼する施設「三木バイオマスファクトリー」(写真=大栄環境提供)が26日に稼働したと発表した。兵庫県から産業廃棄物処分業の許可を同日付で取得し、同日から汚泥や廃油、廃プラスチック類、紙くず、木くずといった産業廃棄物の受け入れを開始した。

 同社グループ全体で廃棄物を焼却処理する能力を、22年3月期末から30年3月期末までに倍増させる計画の一環だ。三木バイオマスファクトリーの廃棄物の処理能力は1日に440トン。既存の施設は1日に150トンだったことから、三木リサイクルセンターでの処理能力は1日に590トンに増加した計算だ。

 廃棄物とバイオマス資源を燃焼した熱は高効率で回収し、発電に利用する。定格発電能力は1万1700キロワット。一般家庭約2万8000件分の使用量に相当する。再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT制度)を利用して電力を売却。バイオマス発電によって削減された二酸化炭素(CO2)排出量は必要な分量を買い戻し、本社機能が入居する自社ビル「神戸ファッションプラザ」(神戸市東灘区)の電気使用によるCO2排出量実質ゼロをめざす。

 三木バイオマスファクトリーが稼働することによる業績への影響は、12日に発表した24年3月期の連結業績予想に織り込み済みとしている。

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