MORESCOの今期、純利益14%増に 東南アジアで需要回復を見込む

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【神戸経済ニュース】特殊潤滑油など化学品を製造販売するMORESCO(5018)は11日、2024年2月期の連結純利益が前期比14%増の7億円になりそうだと発表した。自動車の生産が回復することで、特殊潤滑油の販売数量も回復が続く見通し増収によって増益を確保する。為替差益は前期よりも減少すると想定した。

 売上高は14%増の345億円、営業利益は2.7倍の14億円を見込む。原材料の価格上昇を受けた販売価格への転嫁も次第に進み、同社全体として採算が改善する見通し。ただ、消費者向け製品の部材として主に使われるホットメルト接着剤などは、今後も急速な価格転嫁が難しいとみている。

 年間配当金は前期比5円増配の45円にする計画。増配分の5円は記念配とした。松村石油の研究開発部門が分離独立し、松村石油研究所(現在のMORESCO)を設立してから、23年10月で65年を迎えるのを記念する。

 同時に発表した23年2月期の連結決算は、純利益が前の期比66%減の6億1500万円。経費削減が進み、2月23日に下方修正した会社予想よりも現役幅が小さくなった。原材料価格の上昇が急速で、販売価格の上げ幅が追いつかず、利益を圧迫した。売上高は11%増の303億円、営業利益は64%増の5億2300万円だった。

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