神戸市、ポーアイに市民農園・多目的ドームシアターなど整備 22年度予算案より
- 2022/02/21
- 00:35

【神戸経済ニュース】神戸市の2022年度当初予算案では、神戸市中央区の人工島であるポートアイランドの活性化を計画する「ポートアイランド・リボーンプロジェクト」の予算1000万円を新たに計上した。すでに計画を発表したポートアイランドスポーツセンター、南公園のリニューアルに加え、青少年科学館は「関西初の多目的ドームシアター」に改装。港島トンネルと神戸空港を結ぶ道路みなと空港線沿いには0.7ヘクタールの市民農園を完成させ、貸し農園や収穫体験の実証実験を計画した。
7月にリニューアルオープンする青少年科学館のプラネタリウムシアターは、最新鋭の映像機器による星空投影に加え、アートイベントや音楽コンサートなどにも対応する多目的ドームシアターとして整備。プラネタリウムとしての用途以外にも、多様なイベントを開催する。22年度から青少年科学館の担当を教育委員会から文化スポーツ局に移して、神戸市の文化振興事業と一体的に施設を運営。幅広い世代が利用できる施設にする。新味がなくなった第1・6展示室の展示も更新し、合計で3億800万円の支出を計画した。
市民農園は、ポートアイランド第2期の未売却地を暫定利用。1億3400万円の費用を計上した。場所は異なるが21年夏には佐用町との連携協定の一環で2万本のひまわりを植え、花の盛りのシーズンに昼食などを楽しめる「ひまわりマルシェ」を開催していた。このほか南公園のリノベーションに1億6200万円を計上。新たなポートアイランドのシンボルになる子供の遊び場拠点にする。多くの子供が楽しめる複合遊具の設置などを予定する。
ポートアイランドでは大阪湾岸道路西伸部(阪神高速湾岸線)の整備が進んでいるほか、神戸空港では国際空港化の検討も始まった。ポートアイランドの立地は一段と将来への可能性が高まったとみて、まちづくりについても中長期的な検討を始めるのがねらいだ。
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