神戸市、総額525億円の2月補正予算案 くらし支援臨時得物給付金に112億円
- 2024/02/09
- 05:39
【神戸経済ニュース】神戸市は9日、総額525億円7600万円の2024年度2月補正予算案を発表した。政府が実施する「暮らし支援臨時特別給付金」を予算に計上するほか、国の補正予算などを活用した港湾改修や学校のバリアフリー化・長寿命化に関するインフラ整備についても計上。特別会計では剰余金の国への返還などに関する予算も計上する。
能登半島地震の被災地支援では、職員の派遣に必要な交通費、宿泊費、現地での活動費を計上。エネルギー・食品価格高騰への対策では、定額減税が所得税・個人住民税を上回る額について支給するなど政府の「暮らし支援臨時特別給付金」を計上。市内事業者への経営支援としては、神戸工業高等専門学校に「地域協創テクノセンター」を整備したり、中小企業の「経営改善計画」作成に必要な費用を補助する予算も盛り込んだ。
「安全・安心なまちづくり」は14日に発表する24年度予算と一体的に運用する。ガードレールなど道路付属物や公園遊具の安全対策などに14億1500万円、神戸高専や神戸市外大の改修に5億1400万円をそれぞれ計上。定額減税実施に伴う課税システム改修等に8億4900万円を計上するなど、各種システム改修に15億5100万円を計上した。
特別会計では国民健康保険事業費で46億3900万円を計上。22年度決算での国庫支出金の返還などや、23年度の保険給付金の増額などを手当てする。介護保険事業費では、22年度決算に基づく剰余金の積み立て・国庫支出金の返還に62億8900万円を計上した。
補正予算案は15日に開幕する神戸市議会「令和6年第1回定例市会」に、24年度予算案とともに提出する。2月21日に開く本会議で議決して可決、成立する見通しだ。
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