GセブンHDの今期、純利益一転27%減に下方修正 リコス一部閉店で特損

20230509GセブンHD

【神戸経済ニュース】「業務スーパー」「オートバックス」の加盟店を展開するG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)は9日、2023年3月期の連結純利益が前の期比27%減の38億円になったようだと発表した。従来予想である3%増の54億円から一転の減益見込みに下方修正した。「リコス(旧miniピアゴ)」の店名で首都圏中心に展開するミニスーパー事業の収益が想定を下回った。さらに同事業の一部店舗を閉店するのに伴う固定資産の減損損失を、特別損失に計上する見通しになったのが響く。

 売上高は5%増の1769億円、営業利益は13%減の65億円になった。従来予想は1800億円、77億円だった。主力事業である「業務スーパー」「オートバックス」店舗の売上高は堅調に推移した。ただ電気代を中心としたエネルギー価格・資源価格の高騰の営業を受け、想定以上に店舗の利益が圧迫された影響も大きかった。

 GセブンHDは12日に2023年3月期の決算発表を予定する。

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