GセブンHD、今期35店を新規出店へ 業務スーパーなど・9期連続最高益に
- 2022/05/15
- 05:10

【神戸経済ニュース】「業務スーパー」「オートバックス」の加盟店を展開するG-7ホールディングス(GセブンHD、7508)は13日、2023年3月期の連結純利益が前期比3%増の54億円になりそうだと発表した。9期連続で過去最高益を更新する見通し。既存店での販売拡大に加え、新規出店で売上高が増加。増収効果で増益を見込む。23年3月期は「業務スーパー」など35店舗を、新規に出店する計画だ。
売上高は7%増の1800億円、営業利益は3%増の77億円を見込む。いずれも9期連続の過去最高になる。引き続き「業務スーパー」が収益の伸びをけん引する。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた「巣ごもり需要」の一服で伸びは緩やかになるが、知名度向上による来店客数の増加を想定。業務スーパーの店内に出店する精肉店「お肉のてらばやし」なども好調を見込む。
年間配当金は38円(うち中間19円)を予定する。前期は10月1日付で1株を2株に分割する株式分割を実施。分割を考慮すると新株ベースで前期は36円50銭配の計算になる。実質的には年間で1円50銭の増配を実施する形だ。
同時に示した22年3月期の連結決算は、純利益が前の期比8%増の52億円だった。業務スーパーは既存店売上高が前年同月を上回って推移。オートバックスも期末にかけて前年同月を上回る動きになった。新規出店は業務スーパーが10店舗、オートバックスが2店舗などだった。売上高は3%増の1685億円、営業利益は6%増の74億円になった。期末配当は19円と、従来予定の17円50銭から引き上げた。
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