10月の兵庫鉱工業生産、3か月連続で上昇 基調判断「緩やかな持ち直し」維持
- 2022/12/26
- 12:15
【神戸経済ニュース】兵庫県が26日に発表した10月の鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)速報値は前月比1.7%上昇の100.0だった。3カ月連続で生産の増加を示した。指数の3カ月移動平均からみた生産活動の基調判断は「緩やかな持ち直しの動きが見られる」との見方を3カ月連続で示した。
主要9業種の生産指数のうち上昇したのは4業種にとどまった。指数に占めるウエートが最も大きい「電気・情報通信機械工業」と、2番目に大きい「化学工業」が上昇して指数をけん引。「生産用機械工業」が17.6ポイント上昇と、大きく上昇したのも寄与した。このほか航空機と鉄道車両の上昇で「輸送機械工業」が上昇した。半面、「食料品工業」「鉄鋼・非鉄金属工業」「はん用・業務用機械工業」「金属製品工業」「よう業・土石製品工業」が低下した。
同じ月の全国統計では、経済産業省が154に発表した鉱工業生産指数(2015年=100、季節調整済み)確報値は前月比3.2%低下の95.3と、2カ月連続で生産の減少を示した。
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