神戸市、商船三井に感謝状 「神戸の発展に貢献」神戸ビル100周年で

20220523商船三井感謝状

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長(写真左)は23日午前、神戸市中央区の旧外国人居留地にある「神戸商船三井ビル」を訪れ、商船三井(9104)の桜田治常務執行役員(写真右)に感謝状を手渡した。旧居留地のランドマークとして外観が親しまれている「神戸商船三井ビル」が完成から100年を迎えたのを機に、商船三井が大手海運会社として神戸の発展に寄与したことを顕彰した。

 商船三井は同社が神戸商船三井ビルを保有し、神戸市で不動産事業を展開するほか、子会社でタグボートの日本栄船や、神戸港では最も広いコンテナターミナルを運営する商船港運が神戸市中央区に本社を構える。神戸商船三井ビルは1922年に「大阪商船神戸支店ビル」として完成した後、海運業界の再編などを経て現在は商船三井が保有。現存する日本で最も古いオフィスビルの1つだ。

 久元市長は感謝状の贈呈式後に神戸商船三井ビルを視察。神戸経済ニュースに対して「外観、デザインに加えて、雰囲気も保存された、すばらしい歴史的建造物がいまも有効に活用されていることに改めて感銘を受けた」と語った。関東大震災(1923年)以前の現存する建物がすでに少ないなか、「阪神淡路大震災(95年)のときも大きな被害がなかったということで、構造設計もすばらしかった」とも話した。

 オフィスビルのため通常はビル内に用事があるか、1階店舗の買い物客しか入館できないが、完成100年を記念して北側のエントランスに限って一般公開も実施する。5月31日までの平日、午前9時〜午後4時に公開。入場料などは無料で、事前の申し込みも不要。観覧を希望する場合は公開時間内に1階受け付けに申し出る。

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