アサヒHDの4〜12月期、純利益14%減 写真感材の撤退費用など重荷
- 2019/02/01
- 18:40
アサヒホールディングスが1日発表した2018年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比14%減の62億円だった。主力の貴金属事業は、全般的に貴金属の販売量が増加して増収増益と堅調だった。ただ写真感光材料を処理する事業からの撤退費用がかさんだ環境保全事業と、マッサージいすの販売が伸び悩んだライフ&ヘルス事業が減益で、全体の業績の重荷になった。
売上高は4%増の912億円、営業利益は7%減の99億円だった。貴金属事業は国内外で増収、上期にパラジウムの国際相場が堅調だった恩恵もあった。ライフ&ヘルス事業は、家電量販店の在庫調整が販売に影響して減収減益と振るわなかった。分野別の営業利益は貴金属が1%増の87億円、環境保全が7%減の24億円、ライフ&ヘルスが51%減の5億9100万円だった。
19年3月期の業績予想は据え置いた。純利益は前期比1%増の95億円を見込む。通期の純利益予想に対する12月までの進捗率は66%程度にとどまる。ただ19年1〜3月期の状況などからみて、従来の予想から大きく離れることはなさそうと判断したという。
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