石原ケミカルの4〜12月期、純利益26%減 販管費が増加で採算悪化

20200128石原ケミ決算

 ハンダめっき液大手の石原ケミカルが28日発表した2019年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比26%減の7億8700万円だった。自動車用のエアコン洗浄剤の販売が引き続き好調だったことなどで増収を確保したが、主力のめっき液では10月以降に大型テレビ向けが減速、スマートフォン向けや車載関連などの半導体部品や電子部品が減産が前期から続いた影響も出た。

 売上高は2%増の124億円、営業利益は27%減の10億円だった。分野別の売上高は、金属表面処理材及び機器等が2%減の61億円、電子材料が4%増の4億1500万円、自動車用化学製品等が2%増の20億円、工業薬品が8%増の38億円だった。同社全体の売上原価は4%増の84億円、販管費は11%増の29億円になった。

 2019年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は引き続き前期比3%増の11億円を見込む。4〜12月期の進捗率は67%になった。

▽関連記事(2020/01/28 16:30 追記)

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