フジッコの4〜9月期、純利益22%減 減価償却費と広告費の増加で

20211028フジッコ

【神戸経済ニュース】惣菜メーカーで煮豆首位のフジッコ(2908)が28日に発表した2021年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比22%減の12億円だった。不採算取引の解消を目的とした販売減の影響に加え、前年同期に実施しなかったテレビCMの再開、関東工場(埼玉県加須市)の新棟や東京都文京区の自社ビルが完成したことに伴う減価償却費の増加が響いた。ヨーグルトや通販関連の伸びでは補えなかった。中間配当は予定通り22円を実施する。

 売上高は13%減の272億円、営業利益は39%減の13億円だった。収益認識に関する新会計基準の適用で、売上高は32億円押し下げられた。新基準適用ベースでセグメント(分野)別の売上高を前年同期と比較すると、惣菜製品が4%減の93億円、昆布製品が2%減の69億円、豆製品が11%減の47億円、ヨーグルト製品が1%増の36億円、デザート製品が4%増の14億円だった。

 22年3月期の連結業績予想は据え置いた。同社は22日に22年3月期通期の予想を下方修正。3月に発売した豆製品の新製品「彩り豆」の販売が想定を下回ったことなどが主因。純利益は前期比18%減の28億円を見込む。期末配当は23円の予定を維持した。

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