フジッコ、デリカ総菜の製造部門を分社化 開発体制を強化・変化に素早く対応

 総菜メーカーで煮豆首位のフジッコ(2908)は5日、スーパーなどに向けて「おひたし」「煮物」といった日配総菜を製造・卸売りする「デリカ事業部」の製造部門を分社化すると発表した。同日の取締役で決定し、新会社「フジッコNEW(ニュー)デリカ」を8月2日に設立する。フジッコが全額出資する。分社化によって意思決定を迅速化し、日々変化する日配総菜の需要動向に、素早く対応できるようにする。

 同社のデリカ事業部は売上高が100億円程度と、同社の売上高全体のうち10〜20%を占める。このうち製造部門を分社化。商品の開発体制を強化して、店舗や顧客ごとに多様化するニーズに柔軟に対応する。同時に工場の生産性向上、収益性改善、「働き方改革」にも取り組みたい考えだ。

 新たに設立する子会社は全額出資のため、フジッコの2022年3月機の業績予想には影響しないとしている。

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