ノーリツ、大阪・関西万博に1億円を寄付 「趣旨に賛同」で建設費に

【神戸経済ニュース】ガス給湯器大手のノーリツ(5943)は28日、2025年に大阪市で開催する国際博覧会「大阪・関西万博」向けに1億円を寄付したと発表した。博覧会の会場建設費について、民間への支援要請に応じた寄付。同社によると2025年日本国際博覧会協会に宛てて、すでに払い込みを済ませたという。

 大阪・関西万博は2015年9月に米ニューヨークの国連本部で開いた「国連持続可能な開発サミット」で、SDGs(持続開発目標)の達成に向けて開催することを決めた経緯がある。地球環境問題など社会課題の解決を取り込みながら事業展開した会社として、大阪・関西万博の「趣旨に賛同」したのが寄付の理由としている。

 万博の会場建設費は当初1250億円程度とみられ、国、大阪府・市、経済界が400億円強ずつ負担する計画だった。だが博覧会協会が20年12月に再試算した結果、人件費や資材価格の上昇などで5割増え、最大1850億円に上る見通しになった。経済界の負担分も600億円に膨らみ、資金集めに「協力が必要」といった指摘が出ていた。

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