井戸兵庫知事、緊急事態宣言の解除「来週といった状況でない」 総合的な判断必要

20210206井戸兵庫知事

 兵庫県の井戸敏三知事(写真左)は6日午前にテレビ会議システムを通じて開催した全国知事会への出席後に記者団の取材に応じ、政府による新型コロナウイルスの緊急事態宣言の解除について「来週といった状況では全くない」との見通しを示した。兵庫県が緊急事態宣言の解除を国に要請する目安として「重症病床の利用率が50%以下になることと、1日の新規感染者が10万人あたり10人を下回ること」を挙げた。入院調整のために自宅待機が400人を超す現状では、「解除を要請する状況にいたらない」との認識を示した。

 そのうえ感染が収束に向かう状況は「見極めが必要」とも強調。これまでの傾向から「減少するときは徐々に減っていくが、(増加するときは)急上昇する」と井戸知事は指摘。「そうした点にも注意する必要がある」と述べた。掲げる数値も目安であり、「機械的な話ではない」として総合的な判断が必要であることを改めて強調した。

 一方で、国への解除要請をめぐっても3府県で足並みをそろえる必要があるとも指摘。大阪府では9日に開く対策本部会議で解除要請するか判断するとも伝わるなか、解除要請の検討を「兵庫県から(大阪府・京都府に)申し入れることはない」と語った。

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