(動画)神戸港の夜に浮かぶレーザーの虹 「GlobalRainbow@KOBE2020」

2020/12/04 03:00  記事本文を追加しました。




 DMO(観光地経営組織)の神戸観光局と神戸市は3日、強力なレーザーで夜空に虹の7色を浮かび上がらせる「GlobalRainbow @Kobe 2020」の試験点灯を実施した。米ニューヨークと独ベルリンを拠点に活躍する女性芸術家イベット・マターン(Yvette Mattern)氏が開発したハイパワーレーザーを使ったアートの作品だ。4〜13日の日没から午後9時に、ポートアイランドの北部からメリケンパーク方面に向かってレーザーを照射して「展示」する。

 マターン氏はこれまでグローバルレインボーを、米国のニューヨーク、ピッツバーグ、ニューヘイブン、英ロンドン、独ベルリン、スウェーデン南西部のスモーゲンといった世界の主要な都市で展示してきた。美しい神戸港が作品のイメージと重なるとして、アジアでは今回初めて展示することが決まった。メリケンパークから眺めると、最も美しく見えるようにした。

 比較的広い場所から鑑賞できる広域アート作品で、期間中ならいつでも鑑賞できるのが特徴だ。観客が1カ所に集中せず、公共交通機関の混雑にもつながりにくい。新型コロナウイルスと共存するウイズコロナ時代の「新しい生活様式」を意識した観光の事例として、観光庁が「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」の実証事業として採択した事業でもある。

 神戸観光局では今回のグローバルレインボーが、実際に密集、密接、密着の「3密」を回避できるのか、一方で周辺事業者などの集客増に寄与できたのか、などの検証を聞き取り調査なども含めて実施。今後の観光コンテンツ開発にもつなげたい考えだ。

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