シスメックス、国内初の手術支援ロボット「ヒノトリ」発売 海外は22年度から

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 シスメックスは3日、同社と川崎重工業の共同出資会社であるメディカロイド(神戸市中央区)が開発した国内初の手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」(写真=資料)を4日に発売すると発表した。シスメックスは、メディカロイドの総代理店として手術支援ロボットの普及を進める。血液検査機器や検査試薬などの販売などを通じて開拓した、医療機関への幅広い販売網を活用する。

 まずは承認を取得した国内の泌尿器科から導入をめざす。20年度は国内で手術・治療の実績を上げ、知名度を向上させる。21年度から本格的な国内販売を進める方針だ。さらにメディカロイドが海外で進めている薬事承認の手続きと連携する形で、22年度から海外市場に投入したい考えだ。

 3日に神戸大学医学部附属病院国際がん医療・研究センター(神戸市中央区)内に、メディカロイドがトレーニングセンターを開設。臨床現場への導入に向けた体制構築が完了したと判断した。8月7日には製造販売承認を取得。9月1日からの保険適用も得ていた。その後、日本内視鏡外科学会からトレーニングプログラムの承認を得て、トレーニングセンターの準備を進めてきた。

 価格については明らかにしていないが、シスメックスは「病院経営上、トータルでメリットが発生するようなプランや販売スキームを提案したい」(広報担当者)と説明する。11月18日に都内で開いた説明会でも、メディカロイドの浅野薫社長(シスメックス専務執行役員COO=最高執行責任者)は、手術ごとに料金を徴収する方法など、さまざまな導入しやすいプランを用意する方針を説明していた。

 手術支援ロボットの市場規模は、世界で20年に5500億円とみられ、25年には約1兆1500億円に成長するとの予測がある。ただ従来は、米インテュイティブサージカル社の「ダビンチ」がほぼ市場を独占してきた経緯がある。

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