神戸の夜空に7色の光が浮かぶレーザーアート 12月4〜13日にアジア初展示

20201125グローバルレインボーイメージ

 DMO(観光地経営組織)の神戸観光局と神戸市は12月4〜13日の日没から午後9時に、強力なレーザーで夜空に虹の7色を浮かび上がらせる「GlobalRainbow(グローバルレインボー)」を出現させるイベントを開催する(イメージ図=神戸市のホームページより)。米ニューヨークと独ベルリンを拠点に活躍する女性芸術家イベット・マターン(Yvette Mattern)氏が開発したハイパワーレーザーを、神戸港から六甲山系に向けて照射する。神戸観光局などが24日に発表した。

 行事の名称は「GlobalRainbow @Kobe 2020」とした。マターン氏はこれまでグローバルレインボーを、米国のニューヨーク、ピッツバーグ、ニューヘイブン、英ロンドン、独ベルリン、スウェーデン南西部のスモーゲンといった世界の主要な都市で展示してきた。美しい神戸港が作品のイメージと重なるとして、アジアでは今回初めて展示することが決まった。

 比較的広い場所から鑑賞できる広域アート作品で、期間中ならいつでも鑑賞できるのが特徴だ。観客が1カ所に集中せず、公共交通機関の混雑にもつながりにくい。新型コロナウイルスと共存するウイズコロナ時代の「新しい生活様式」を意識した観光の事例として、観光庁が「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」の実証事業として採択した事業でもある。

 レーザーアートが現れるのは、神戸海洋博物館と神戸高速鉄道の花隈駅を直線で結んだ延長線上あたりになるもよう。7本のレーザーを平行に六甲山系に向けて照射するため、レーザーから離れると美しい7色にならないという。レーザーの真下から、左右に約300メートル程度が見える目安になるという。夜間ということもあり、神戸観光局は安全な場所や体勢での鑑賞を呼びかける。

▽関連記事

関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

広告

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
「神戸を知ると世界が分かる」を合い言葉に、神戸の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事がオリジナルです。

詳しくはこちら。

広告