神戸海洋博物館でリニューアル式典 神戸市長「人の流れ作る取り組み大事」

20200204海洋博物館リニューアル

 神戸市は4日午前、大幅なリニューアルを進めていた神戸海洋博物館の展示が完成したのを記念した式典を開催した。あいさつした久元喜造市長は、同博物館のリニューアルも1つのきっかけとして「元町、三宮方面から(神戸海洋博物館のある)ウォーターフロントへの人の流れを作る、またメリケンパークなどで楽しんだ方が思い思いに街の中に出て行き、夜にたくさんのみなさんがこの地域を訪れていただくような取り組みが大事だと思っている」と話した。一般向けには5日にリニューアルオープンする。

 入口ホールは室内いっぱいに映像を投影する「プロジェクションマッピング」で演出するなど、子供たちが船や港により関心を持てるよう映像を多く使った分かりやすい展示に改めた。神戸港での港務艇の操船や、ガントリークレーンによるコンテナ荷役をゲーム形式で楽しめる体験型の展示も設置。展示を解説した神戸市の辻英之港湾局長は、「より子供たちに神戸港の役割や重要性と理解してもらって、将来の海事人材の育成につなげていきたい」と話していた。

 式典に出席した川崎重工業の金花芳則社長もあいさつし、同社の神戸工場(神戸市中央区)で「1897年に1番船として進水した『伊豫丸(いよまる)』を皮切りに、直近では昨年12月に世界初の液化水素運搬船『すいそふろんてぃあ』が進水するなど、500隻以上の船を神戸港から世界各地に送り出してきた」と同社が多様な事業を展開する原点に、造船業があったことを紹介。「これからも神戸海洋博物館とともに神戸の活性化に貢献してまいります」と話していた。

 式典では関係者のあいさつなどの後、久元市長、金花社長に加え、神戸市議会の村野誠一副議長、神戸観光局の尾山基会長(アシックス会長CEO)、国土交通省の吉田正彦・神戸運輸監理部長、海上保安庁の後藤浩平・第5管区海上保安本部長、神戸海事広報協会の渡辺真二会長(早駒運輸社長)が入口ホールでテープカットしてリニューアルを祝った(写真)。5日から一般に公開する。

 同博物館は1987年に神戸開港120年記念事業の一環でオープン。2006年に川崎重工業の企業博物館であるカワサキワールドが1階に入居したが、これ以降は神戸市による展示部分に大きな更新がなかった。展示の一新による集客力の向上で、メリケンパークも含めた一帯のにぎわいにつなげる。

▽関連記事
関連記事

広告

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

広告

神戸経済ニュース twitter

神戸経済ニュースについて

神戸経済ニュース

Author:神戸経済ニュース
神戸市域の景気・企業・金融・経済政策などにまつわる話題を随時お伝えします。すべての記事が書き下ろしです。詳しくはこちら。

広告