アジュバンコスメジャパンの前期、純利益24%増 子会社の段階取得差益が寄与

20170421アジュバン決算グラフ

 美容院やエステティックサロンなどを通じてヘアケア、スキンケア製品を販売するアジュバンコスメジャパンが21日に発表した2017年3月期の連結決算は、純利益が前の期比24%増の3億3000万円だった。人件費の増加などで営業減益だったが、前の期に計上した1億円強の投資有価証券評価損がなくなったうえ、子会社の段階取得差益2700万円を特別利益に計上したのが寄与した。

 売上高は8%増の47億円、営業利益は20%減の5億1900万円だった。同社製品を販売するサロンが17年3月期末(3月20日)時点で7375軒と、前の期末に比べ178軒増加したのに加え、美容院向けシステム開発のエクシードシステムを子会社化したのが増収につながった。ただ人件費の増加や研究所の本格稼動に伴う研究開発費が増え、営業利益を圧迫した。

 18年3月期の連結業績予想は、純利益が前期比1%増の3億3200万円になる見通し。上期中にスキンケアの新製品と美顔器を投入することによる増収効果などを見込む。売上高は7%増の51億円、営業利益は4%増の5億4000万円を予想する。年間配当金は前期据え置きの24円(中間なし)を予定する。

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