和田興産の3〜8月期、税引き益11%減 「神戸トアロード」などで販売単価上昇

20191004和田興産

 和田興産が4日発表した2019年3〜8月期の単独決算は、税引き利益が前年同期比11%減の12億円になった。前年同期に完成した分譲マンションの引き渡し戸数が多かった反動が表れた。減収の影響に加え、販管費の増加も響いた。1億3100万円の固定資産売却益を計上したが、補いきれなかった。

 売上高は2%減の219億円、営業利益は13%減の21億円だった。減収ながら、8月に188戸を引き渡した「ワコーレ ザ・神戸トアロード」(神戸市中央区)が1棟で110億円の売上高を計上するなど、好条件の物件の引き渡しなどで販売単価が上昇。前年同期に比べ分譲マンションの引き渡し戸数は36%減少したが、売上高の減少は小幅にとどまった。

 もっともマンション市況自体は引き続き堅調で、発売したマンションの消化は順調という。2020年2月期の単独業績予想は、税引き利益が微減の18億円になる従来予想を据え置いた。

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