ハガティ駐日米大使「神戸は日本版シリコンバレー」 人材の流入を評価

20190226ハガティ駐日米大使来神

 ハガティ駐日米大使は26日午前に神戸市の久元喜造市長を表敬訪問し、神戸市の経済施策について「日本版のシリコンバレーが神戸に発足したようだ」と述べ、成長への期待感を表した。「シリコンバレーの強みの1つは世界中からの人材を引きつけることにある」と指摘。同様に神戸でも、起業家支援に加え、神戸医療産業都市への企業の集積も進んでおり、「新しいアイデアや研究の流れが作り出されている」と人材や知識の流入を評価した。

 ハガティ氏は神戸市が米ベンチャーキャピタルの500スタートアップスと連携して進めている起業家支援プログラム(講座)に言及。「日米の経営資源とイノベーター(革新者)を出会わせることで、新たな技術の開発、より効率的な経済に向けて方向を探ることができればと期待している」と話した。久元氏が、500スタートアップスとの連携は同氏が米シアトルに出張した際に偶然、始まったことを説明すると、ハガティ氏は「すごいですね」と思わず日本語で応じていた。

 一方、久元氏は神戸医療産業都市や神戸市の経済政策に加えて神戸市が、神戸ビーフはじめ海産物や各国料理など「食」を楽しめる都市であることを説明。ハガティ氏は「長男は(米国では成人式のように盛大に祝う習慣がある)16歳の誕生日のディナーに神戸ビーフがいいと言っている」と話した。

 ハガティ氏は米国で事業を展開する川崎重工業とシスメックスを訪問するために神戸に立ち寄り、久元氏を表敬訪問した。30分ほどの会談の最後に、ハガティ氏と久元氏は記念品を交換。久元氏からは菊正宗酒造(神戸市東灘区)の日本酒「百黙」を、ハガティ氏からは米国産ウイスキー「ジャックダニエル」とカフスをそれぞれ贈った。(写真)

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