川重の4〜6月期、純利益22%減 船舶など改善も税金費用の増加で
- 2018/07/31
- 12:24
川崎重工業が31日発表した2018年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比22%減の25億円だった。全体として増収だったうえ、船舶海洋やエネルギー・環境プラントの収支が改善したが、税金費用の増加が重荷になった。持ち分法による投資利益の減少が影響したことで、税負担率が上昇したという。
売上高は3%増の3437億円、営業利益は45%増の71億円になった。前年同期に赤字だった船舶海洋は、構造改革を進める中でコストを抑制して今回は黒字を確保。エネルギー・環境プラントは減収ながらエネルギー事業での採算が改善した。精密機械・ロボットとモーターサイクル&エンジンは増収に寄与した。
19年3月期の業績予想は据え置いた。純利益は前期比63%増の470億円を見込む。セグメント別の収益予想も4月公表分を維持した。年間70円(うち中間35円)の配当も、従来の計画を据え置いた。
業績予想の前提になる為替レートの1ドル=107円、1ユーロ=130円も据え置き。18年4〜6月期の実績値はそれぞれ108円13銭、129円07銭だった。
- 関連記事
-
- 神栄の4〜6月期、最終赤字3400万円 繊維関連の低採算取引を縮小で減収 (2018/07/31)
- 明治海の4〜6月期、純利益2.7倍 為替差益が利益押し上げ (2018/07/31)
- 川重の4〜6月期、純利益22%減 船舶など改善も税金費用の増加で (2018/07/31)
- さくらKCSの4〜6月期、最終赤字1億7000万円 販管費減で赤字幅縮小 (2018/07/30)
- フジッコの4〜6月期、純利益6%減 豆製品の販売伸びず (2018/07/30)
広告