住友ゴムの山本社長、新技術アクティブトレッド「最終的なねらいCASE」

20240215山本住友ゴム社長

【神戸経済ニュース】住友ゴム工業(5110)の山本悟社長(写真=同社提供)は14日に開いた決算説明会で、路面状態に対応してゴムの性質を変化させる新技術「アクティブトレッド」について、「最終的なねらいは、やはり(電動化や自動運転などの)CASEの時代」だ、と強調した。同社は10月に、アクティブトレッドを初搭載した次世代のオールシーズン(全季節用)タイヤを発売する計画。ただ中長期的には、「『タイヤの環境対応』など、将来的にはサステナビリティ(持続可能性)にフォーカスをしてい準備を今から進めていく」との展望を語った。

 アクティブトレッドを搭載したタイヤは現在、温度が下がるとゴムが柔らかくなるタイプと、水に濡れるとゴムが柔らかくなるタイプの2種類を設定。ゴムが軟らかくなると路面との摩擦が強くなり、雨や雪で条件の悪い路面でもスリップしにくくなる。「さまざまな商品に活用できると思うが、まずはオールシーズンタイヤにフォーカス」(山本社長)することで、市場を立ち上げたい考えだ。全季節用のタイヤにすることで、欧州などでも人気を獲得できるとみている。

 タイヤ自体がセンサーの代わりになり、路面状態や車両の状態などを検知する技術「センシングコア」についても、今年発売になる新車に搭載することが決まったという。アクティブトレッドと並ぶ新技術の2枚看板が、今期そろって事業としてスタートを切る形になる。センシングコアについて山本氏は「まずは装着をいただく新車メーカーさんを増やしていきたいというふうに思っている」と話していた。

 センシングコアについて連携する米バイアダクトは、同社の車両故障を予知するシステムが、数千台規模で長距離トラックを管理する米国のフリートマネジメントシステム会社などに採用されている。これにセンシングコアを追加して、タイヤを含めた車両全体の故障予知のセンシング(検知)サービスとして提供できるようになるという。「この下期ぐらいから着手できるよう準備している」と西口豪一副社長が話していた。

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