神戸鋼が続落 今期好業績見通しも「一過性の上振れ」の見方

20240122神戸株アイコンA

終値 1977円 -77円50銭(-3.77%)

【神戸経済ニュース】13日の東京株式市場では鉄鋼大手の神戸製鋼所(5406)が続落。一時は前日比89円安50銭安(-4.36%)の1965円まで下落した。前週末9日大引け後に2023年4〜12月期決算を発表。同時に24年3月期の経常利益が前期比40%増の1500億円になる見通しと、従来予想の1450億円から引き上げた。ただ今期の好業績は一過性の収益上振れにとどまり、むしろ25年3期の減益につながるとの見方から売りが先行した。

 神戸鋼が9日示した今期の収益上振れは、石炭価格の上昇に遅れて電力の販売価格が引き上げられる「燃料調整費の時期ずれ」の影響が、石炭価格の下落の影響で大きくなる見通しのため。来期はなくなることが予想される利益の上振れだ。一方で、足元ではプレス品などを販売する素形材や、建設機械の販売数量が減少傾向にあり、これが収益に顕在化すれば来期の収益が意外に悪化する可能性があると警戒する見方が広がった。

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