シスメックスの4〜12月期、純利益2%減 人件費増や海外の販管費が増加

20240211シスメックス

【神戸経済ニュース】医療用検査機器のシスメックス(6869)が9日に発表した2023年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比2%減の344億円だった。増収に加えて減価率の改善で粗利は増加したが、人材確保のための人件費が増えた。加えて業務のデジタル化で導入したシステムの減価償却が始まったうえ、円安のため海外での販管費が膨らんだ。前年同期に計上した火災の補償金収益がなくなったのも影響した。

 売上高は9%増の3265億円、営業利益は微減の542億円だった。売上高は4〜12月期としては過去最高になった。南北アメリカでは過去最多の受注を獲得。欧州・中東・アフリカ(EMEA)では直販化したサウジ、スペインなどが伸び、ロシアで輸出禁止品目が増えた影響などを補った。中国では検査数の回復や現地生産が奏功し、血球計数による血液検査機器が大幅に伸びた。中国政府による腐敗防止運動の影響は軽微だった。

 4〜12月期の平均為替レートは1ドル=143円30銭、1ユーロ=155円30銭、1人民元=20円ちょうどだった。前年同期は136円50銭、140円60銭、19円90銭。対ドル、対ユーロで円安が進み、営業利益に66億6000万円の押し上げ効果があった。国内で展開する手術支援ロボットは「バージョンアップモデルが好評」(立花健治取締役)で23年10〜12月期に5台導入し、4月からの累計で9台。売上高は20億1000万円になった。

 24年3月期の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比14%増の520億円を見込む。12月までの進捗率は66%だった。米州で一部、23年10〜12月に予定していた売上高が24年1〜3月にずれ込んだが、これを除くとほぼ計画通りに事業が進んでいるという。

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