(動画)神戸南京町で「春節祭」始まる 「能登半島支援の意味を込めて」



【神戸経済ニュース】神戸市中央区の中華街「南京町」では10日、同日に旧暦の正月を祝う春節にちなんだ行事「春節祭」が始まった。南京町広場で午前に開いたオープニング式典では、祭事の安全を祈願した読経に続き、威勢のよい爆竹の音で1年の安全や繁栄を願った。南京町商店街振興組合の曹英生理事長は、あいさつで「阪神淡路大震災が起きた29年前には春節祭を中止し、代わりに春節の日に、この場で炊き出しをさせてもらった」と振り返った。「今回は能登半島支援の意味を込めての祭りにしたい」と述べ、集まった人に募金を呼びかけた。

 式典に出席した兵庫県の斎藤元彦知事は「来年は多くの方が万博を訪れ、神戸南京町にもどんどん来てもらいたい」、久元喜造市長は「ひとときとみんなで楽しみましょう」、神戸商工会議所の川崎博也会頭は「3日目にこっそり、ゆっくり楽しみたい」とそれぞれにあいさつした。実行委員長の矢崎和彦フェリシモ社長は、「たくさんのお店では春節祭のごちそうがあり、くじもあり、いろんなことで、みなさんにご参加いただけるお祭り」と強調していた。

 式典に続いて広場に開設してステージでは中国・四川の伝統芸能で、顔の面を瞬間的に変化させる「変瞼」(へんれん)と、たくさんのフラフープを1人であつかう雑技が披露され、多くの人を驚かせた。

 「春節祭」は旧暦で1月1日に当たる10日から12日まで開催。ステージイベントのほか、特別メニューや福袋を販売する「迎春餐&福袋」には南京町の28店舗が参加。飲食店の各店舗が2024円の特別メニューを用意し、物販店は通常よりも割安に商品を買える「福袋」を販売する。1回250円で空くじなしの抽選会「ポチ袋くじ」なども予定する。10日のオープニング式典は土曜日ということもあり、ステージを開設した広場を取り囲むように人垣ができた。警備会社に加えて警察も出動して歩行者の通行を整理するなど、多くの人でにぎわった。

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