(動画)神戸ルミナリエが閉幕 会期中の来場者229万人・東遊園地で消灯式



【神戸経済ニュース】電飾による光の装飾「第29回神戸ルミナリエ」が29日に開幕した。神戸市中央区の東遊園地では消灯式を開催。阪神淡路大震災での犠牲者を思う気持ちを歌った「しあわせ運べるように」の録音を流した後、警備会社の儀礼隊が阪神淡路大震災の犠牲者に対する鎮魂の敬礼とともに消灯した。儀礼隊が退場すると、集まった人の間から拍手が上がった。

 神戸ルミナリエ組織委員会は28日、10日間の会期を通じた来場者が229万8000人(速報値)だったと発表した。このうちメリケンパーク(神戸市中央区)に今回初めて開設した有料エリア(写真)の来場者数は15万0400人だった。日別で最も多かったのは27日の38万3000人(うち有料エリア2万人)、も少なかったのは初日だった19日の13万3000人(うち有料エリア1万0500人)だった。

 今回の神戸ルミナリエは、1995年の第1回以来続いていた年末の開催ではなく、初めて1月に開催した。多くの観覧客が押し寄せて、年末商戦のさまたげになるとの商店街などの声に対応。加えて阪神淡路大震災が発生した1月17日に開催日を近づけることで、震災の犠牲者に対する追悼・鎮魂の行事として開催する意義を強調した。

 そのうえで旧居留地〜東遊園地に集中させていた開催地を、旧居留地の三井住友銀行本部ビル前、東遊園地、メリケンパークに分散させ、来場者が市街地を回遊することをねらった。メリケンパークの会場は有料として、収益金を開催費用の一部の充てることで、継続的に開催するための財源確保もめざした。組織委員会は今回の結果を検証し、第30回になる次回の神戸ルミナリエの形式や内容を検討する。

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