円相場が一時145円台に上昇 米利上げペース減速か、日米金利差が拡大一服の見方

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【神戸経済ニュース】27日の外国為替市場で円は対ドルで上昇し、東京市場の午後に前日比1円97銭の円高・ドル安である1ドル=145円11銭(日銀公表値の日中高値)まで上昇する場面があった。円相場は7日以来およそ3週間ぶりの水準に上昇した。米連邦準備理事会(FRB)が利上げのペースを減速するとの見方を背景に、米長期金利が低下したことから、日米の金利差が一段と広がるとみた円売り・ドル買いの持ち高を解消する動きが広がった。

 26日にカナダ銀行(中央銀行)が決めた利上げ幅は0.5%と、前回の0.75%から縮小した。これをきっかけに、米国の景気減速で、FRBも利上げペースを緩めるとの見方から債券が買われた(金利が低下した)。このため日米金利差拡大が一服するとの観測が浮上しやすくなったという。

 FRBは11月1~2日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、4会合連続で0.75%の利上げを決めるとの見方が多い。ただ米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは21日に、11月の会合では次の回である12月会合で利上げ幅を0.5%に縮小するか議論する公算が大きいと報じていた。

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