上組の4〜12月期、純利益21%増 港湾運送の取り扱い貨物が増

20230211上組

【神戸経済ニュース】港湾運送大手の上組(9364)が10日に発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比21%増の188億円だった。東京港に新設した全館定温空調できる倉庫の稼働に伴う保管貨物の増加や、コンテナ、穀物、自動車関連部品の取り扱いが増加。燃料や鋼材などの物品販売が増加したことなども寄与し、増収効果で増益になった。

 売上高に相当する営業収益は6%増の2084億円、営業利益は12%増の242億円になった。事業(セグメント)別の営業収益は、物流事業は7%増の1857億円、その他事業は4%増の244億円だった。物流事業のうち港湾運送は11%増の985億円、工場荷役請負は工場の操業度が上昇したことで9%増の211億円と増加した。その他事業では、新車整備の取り扱いに加え、燃料・鋼材の物品販売も増えた。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は前期比10%増の230億円を見込む。通期予想に対する22年12月までの進捗率は82%になった。年間配当金は前期比10円増の83円(うち中間40円)とする計画を据え置いた。

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