石光商事の4〜12月期、純利益42%増 業務用向けコーヒーも回復傾向

20230210石光商事

【神戸経済ニュース】食品の専門商社である石光商事(2750)が10日に発表した2022年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比42%増の7億9700万円だった。コーヒー飲料事業は自家ばい煎店や量販店など生豆の家庭用ルートが好調だったのに加え、業務用卸への販売も回復傾向だった。食品事業も外食や観光地の宿泊施設などで復調が続き、原材料高を転嫁した販売価格の引き上げもあって増収効果で増益を確保した。

 売上高は28%増の445億円、営業利益は43%増の11億円だった。事業(セグメント)別の売上総利益はコーヒー・飲料事業が7%増の25億円、食品事業が10%増の24億円、日本から海外に食品を輸出する海外事業は35%増の9億7100万円だった。22年8月に一時は1ポンドあたり240セント付近まで上昇したコーヒー豆の価格は、12月末に167セント台に落ち着いた。ただ円相場が一時1ドル=151円台まで下落するなど、円安で輸入価格は押し上げられた。

 23年3月期の連結業績予想は据え置いた。純利益は68%増の8億9500万円を見込む。22年12月までの進捗率は89%になった。

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