アシックス、今期純利益1%増の見通し ランニング快走で売上高・営業益は最高に

20230211アシックス

【神戸経済ニュース】スポーツ用品大手のアシックス(7936)は10日、2023年12月期の連結純利益は前期比1%増の200億円になりそうだと発表した。主力のランニングシューズに加え、テニスなど競技用のシューズ、街履きのスニーカーの世界各地での成長を見込む。増収効果で増益になる見通しだ。年間配当金は44円(うち中間22円)と2年連続で過去最高を計画する。

 売上高は5%増の5100億円、営業利益は9%増の370億円を見込む。それぞれ2年連続で過去最高を更新する見通し。ランニングシューズは商品力の強化やマーケティング投資の拡大で、マラソンや駅伝でのシェア拡大をめざす。競技用のシューズは22年に北米シェア第1位になったテニスや、米欧で好調なインドア、日本ではワーキングを拡大。スニーカーは世界でのブランド価値向上で拡販する。

 テレビ会議システムを通じて記者会見した広田康人社長は、「株主への利益還元は経営上の最重要課題の1つ」と強調。今期は、自社株買いも含めた総還元性向50%以上をめざして機動的に「株主還元策」を実施するという。今期の予想1株利益は109円22銭。現在の配当計画では40%を「還元」する計算だ。目標との差を自社株買いや、さらなる増配などで埋める必要がある。

 同時に示した22年12月期の連結決算は、純利益が前の期比2.1倍の198億円だった。会社予想の210億円には届かなかった。新型コロナウイルスの影響で経済が停滞した中国を含み、世界の主要な地域すべてで現地通貨ベースの販売が伸びた。売上高は20%増の4846億円、営業利益は55%増の340億円と過去最高で、広田社長は「非常に嬉しいが、まだまだ伸びしろがある会社だと思っている」と話した。

 すでに権利が確定した22年12月期の期末配当金は前年同期比12円増の24円と、従来予定の16円から積み増した。年間では16円増配の40円と過去最高を更新。配当性向は37%になった。

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