須磨〜淡路の海上航路で実証実験が始まる 神戸市、自転車で渡る需要など検証

20221008出港

【神戸経済ニュース】須磨ヨットハーバー〜淡路島・交流の翼港を結ぶ船舶を運航する実証実験が8日午前、始まった。神戸市が実証実験のためにチャーターした船は、定刻の午前9時に須磨ヨットハーバーの岸壁を出航した(写真)。同船には募集した約100人の乗客と関係者が乗り込んだほか、乗客が持ち込んだ約50台の自転車も淡路島まで運ぶ。須磨ヨットハーバーには午後5時に、淡路島からの帰りの便が到着する。実証実験はこの日のほか、9日と15日にも実施する。

 須磨〜淡路島のカーフェリーは明石海峡大橋の開通とともに廃止された経緯があるが、レジャーなどを目的に自転車や徒歩で淡路島へ渡る新たな需要が出現したかなどを検証する。9月24日に乗船の受け付けを開始したところ、10月8日、9日、15日のいずれも受け付け開始からほどなくして100人の定員がいっぱいになった。神戸市などは需要の面で、ひとまず手応えを感じているという。

 今回の乗客に手渡した乗船券には裏面にQRコードを印刷しており、スマートフォンなどからアンケートなどに応えてもらう。3日間の実証実験で得たアンケートの結果もふまえ、神戸市は今後の方針などを検討する。24年春には須磨海浜公園のリニューアルが完成するほか、須磨ヨットハーバーも改装工事を予定する。神戸市は須磨海浜地域の新たな展開の一環として、新たな海上航路も組み入れたい考えだ。

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