石光商事の前期、純利益13%増 持ち分法の投資損失など改善

20220515石光商事

【神戸経済ニュース】食品の専門商社である石光商事(2750)が13日に発表した2022年3月期の連結決算は、純利益が前期比13%増の5億3200万円になった。コーヒー豆の国際価格が大幅に上昇したうえ期末にかけて円安が進んだのが収益を圧迫して営業減益だったが、前の期に比べて持ち分法による投資損失が大幅に縮小。非支配株主に帰属する純利益も減り、最終増益を確保した。年間配当金は前の期に比べ4円増配の14円(中間なし)とした。

 売上高は15%増の467億円、営業利益は24%減の6億9500万円だった。同社によると期初に1ポンド121.60セントだったコーヒー豆の国際価格が、22年2月には259セントと2倍以上に上昇する場面があった。円安に加えて海上運賃の上昇も逆風になったが、値上げと販売数量増で増益を確保した。だが業務用食品を輸入・卸売りする食品部門で産地価格の上昇と運賃の高騰で減益になった。

 同時に示した23年3月期の連結業績予想は、純利益が前期比2%減の5億1900万円になる見通し。二酸化炭素(CO2)排出削減や、社会課題解決の事業化にも取り組む。売上高は12%増の524億円、営業利益は27%増の8億8500万円を見込む。年間配当金は前期据え置きの14円を予定する。

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