トーカロ、インドネシア共同出資会社を子会社化 金属加工を取り込み

20190322トーカロ本社

 トーカロは22日、日本企業と共同出資していたインドネシアの金属加工会社「タナカマシーナリー」を子会社化すると発表した。同社株はトーカロが49.49%を保有しているが、共同出資相手である岡山県総社市のタナカマシーナリー(旧田中鉄工所)などが保有している残りの株式を3億1400万円で取得、完全子会社化する。そのうえで2019年末をめどに、溶射加工を手がける別のインドネシア子会社と合併。インドネシア事業を強化する。(写真は神戸市中央区のトーカロ本社=資料)

 溶射加工にとって必要な金属加工のノウハウや人材を取り込み、迅速な顧客対応ができるようにするのがねらい。トーカロは16年2月にインドネシアのタナカマシーナリーに出資し、現地で溶射加工の事業を開始。その後、機動的な事業運営を目的として現地に子会社「トーカロ・サーフィス・テクノロジー・インドネシア」を設立し、溶射加工事業をタナカマシーナリーから移管していた。

 岡山のタナカマシーナリーとは25日に契約を結び、5月20日付でインドネシアのタナカマシーナリー株を引き取る予定だ。19年3月期の連結業績には影響しない。これまでインドネシアのタナカマシーナリーは非連結だったが、来期以降については監査法人などと協議のうえで決める。

 トーカロは同時に、町垣和夫会長(67)が6月26日に開催する株主総会で、任期満了のため取締役を退任する人事を発表した。総会以後は相談役に就く。三船法行社長(63)は続投し、会長は空席になる。

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